みつばちのダニ対策 blog

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解決策2:巣箱を救済するには磁石

ヤニックさんのブログです。つづきます。

 

(養蜂家は、多数の技術や作業を掛け合わせてみつばちを管理しているわけなので、磁石ですべてが解決するみたいな表現は誇張だとは思いますが、 それでも意味があると思い、掲載しています)

 

解決策2:巣箱を救済するには磁石

 

巣箱に磁石を設置すると、はちみつの生産高は2倍になり、それまでと比べて群を失う確率が半分になりました。

 

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期待できる体験談

 

証言の一部:「磁石を試しに3年間つけていたら、はちみつの生産高は倍に、群を失うことはなくなりました。磁石をつけなかった群は、半分以上失ってしまいました。」

巣箱に対する磁気治療の効果は、2010.5月に養蜂誌“花とみつばち”で紹介されました。著者はJacques Kemp。その内容はとても面白くどうして巣箱を守ることができるのかを説明しています。その結果には目を見張るものがありました。


こんなことが書かれています:

 

エドワール ストルツペック氏は、多くの養蜂家がそうであるように群が危機的な状況にあり、悩んでいました。彼は彼自身の体に治療用の磁石をつけていて、巣箱にも磁石を使ったらいいのではないかと思いつきました。そして、巣箱に磁場を作ったのです。磁石の引き寄せる向きで、巣箱を挟みました。

 

実験は50個の巣箱で3年にわたって行われました。結果は大成功。群を失うことはほぼなくなり、つまり皆無で、一群あたりのはちみつの採蜜量が2倍以上になりました。


磁石をおいてから、もはや給餌をする必要がなくなり、秋でも十分な量のはちみつがあり、また、冬の終わりには、コロニーのミツバチの数が増加していることがわかりました。この結果を受け、記事によると、パリ地域養蜂家組合は2010年に1000個以上の巣箱に磁石を設置したそうです。

 

この方法を発見したのは、エドワール ストルツぺック氏なのですが、実は最初の発見者ではなく、

その数年前にアメリカの養蜂家が発見していて、巣箱の健康状態やはちみつの生産高を改善するとして特許もとっていた方法です。


エドワールはどうやって発見したのか?多くの人がそうであるように、彼も身体の痛みがいくつかあり、それを和らげるために、痛みのある場所に磁石を置いて磁気治療をしていたんです。

 

そしてそれを“わたしにも良いのだから、おそらくみつばちにとっても効くんじゃないか。”と思って、巣箱にもつけてみようと考えたのです。

 

彼の巣箱は、数年前から次第に元気がなくなり、世話をしているのにもかかわらず毎年群を失っていました。最後には2群だけになり、かれは真剣に養蜂をやめようかと考えていたといいます。

しかし、すべてはかわりました。彼の巣箱に磁石を付けてから、みつばちはとても元気になり、失うことはほとんどなくなりました。はちみつの収量は2倍以上になったというのです。そして秋口には十分な貯蜜があるため、給餌をする必要がなくなり、冬の終わりにはミツバチの数は十分に混みあっていたそうです。

組合長のJacques Kemp氏によるとエドワールを何年も前から知っているが、世界一正直な人で、つまり絶対の信頼をおいている人物と言っています。

 

最初に実験したときには、エドワールはその結果についてだれにも話さなかったのです。頭がおかしいと言われるのが怖かったそうです。


そのことを組合長に話したときは、遠慮がちでした。
ジャックはいいます。“その年、組合の中では多くの養蜂家が群の半分を失ったり、人によってはもっと失っていた中で、彼の群があっと驚かされるくらいに好調であることを聞き、ここに何かあるなと確信したんだ。”

 

数々の試みが失敗に終わっていた中で、巣箱への磁石利用が徐々に影響力を持ち始めていったのです。

50個以上の巣箱に磁石をつけたほかの養蜂家たちも、同じように目を見張るような結果を出していました。

 

磁石を巣箱につけるとどんなメカニズムでこのような結果が出たのかという説明

 

2010年3月の”Abeilles et fleurs”(養蜂誌)に掲載された記事には、電気・電子機器の技術者が彼らの仮説を次のように述べています。

 

「“磁石”についてのわたしの考察ですが、われわれはあらゆる周波数の交流電磁界に囲まれて生活しています。つまりこの磁界は弱いわけですが、比較的強い直流磁界を与えると、ふり幅のある直流磁界ができるわけです。直流磁場は、移動している状態でdelta Tに応じて抗電力を生じるのです。ところが、巣箱の中は、みつばちが歩き、ゆっくり移動している(delta Tが大きい)ので、変動する直流磁場が彼らのシステム(彼らの体内にあるマグネタイト、生物磁気)にほとんど影響を与えないはずなんです。なので、わたしにとっては磁石を注文して巣箱につけるなんていうのは宝くじを買うようなものだと思います。」

 

「巣箱に付けた磁石はみつばちの脳にあるマグネタイト(生物磁気)を混乱させ、みつばちが外部の不安定な電磁波を感じられなくなり、ある意味“禅”の状態になり、仕事のことしか考えられなくなるのでしょう。だれが巣箱を鋼鉄のケースに入れる経験をしたいでしょうか。小さい穴が出口にあるだけの。巣箱の内部では一切の電波磁波がないのでしょう。バリアのはった樽をかぶせることがそんなに良いことでしょうか?」

 

しかし、結果はそこにあります。どんなメカニズムなのか完全にわからなくても、結果はポジティブなのです。二つの磁石を巣箱の側面に設置することは、単純でほとんど費用がかかりません。

 

エドワールが最初に使った磁石はフェライト磁石で、そのサイズは60x20x15mmで3800ガウスので、弱い磁力です。フェライト磁石は冷蔵庫に貼りつけるデコレーションやメモを貼り付けるのに使うものでこれ以上身近なものはないのです。

 

 

どうやって巣箱に磁石をつけるのか?

 

磁石は巣箱の正面の半分と1/3の高さで、中心に設置します。最初の磁石は、磁石のN極を巣箱の側面に設置し、もう一方の磁石のS極を反対側の巣箱の側面に設置します。こうすることで、巣箱の内の長さ分の距離をとって磁石が引き合う形になります。

 

個人的には、地磁場に合わせる形で磁石を設置することをおすすめします。つまり地磁場の方向と磁石の向きを合わせるということです。外部の不安定な電磁波を避けるためです。

 

地球の地理的な北は、地磁場の南 なので 方位磁石が北を指す場合、実際には地磁場の南もしくは磁石のS極を指します。磁石は常に引き合う方向で設置し、また地球は磁石のようなものなので、磁石のN極は、地理的な北つまり地磁場の南に向けて設置します。

 

もしその方向が間違っていたとしても、たいした問題ではありません。これまでわたしの知っている限りネガティブな結果になったことはないからです。向きを適当にしてしまっても問題はありません。

それでも結果はでます。正しい方向に置くことのほうがよりロジックで良識的といえます。

 

こういった配置で磁石をおくと巣箱の中に磁力の流れを作ることができます。

 

磁石は、ビスで留めるかもしくは木枠のケースに入れて設置することができます。リング型の磁石を使う場合は、リングの中心をビスで留めるだけで問題ありません。

 

また、磁石は強粘着のテープで留めることもできます。また、2か所で留める又釘(ホッチキスのような形になっていて二か所で留められる釘)を使って、磁石を固定することもできます。

 

試して効果を検証したら、ギアを入れる

 

2012年に何千個もの巣箱に磁石が設置された?2010年と2011年に私は数千個の磁石を納品し、数千個の巣箱に磁石がつけられたと言えます。

 

証言のフィードバックはたいていの場合、ポジティブで、この記事が発表されて以来、多くのプロの養蜂家に広まり、彼らの間で磁石を配ることもありました。

 

その記事によると、SIARP養蜂家組合は、養蜂センターのメンバーおよび、組合および養蜂学校の希望者の巣箱500個分にあたる1000個以上の磁石を注文したとのことです。

 

組合長によると2010年には少なくとも1000個の巣箱に2000個以上の磁石をつけることができるとしています。

 

すでにパリ地方では50個以上の巣箱で試した結果が出ていて、それはポジティブなものでした。

 

磁石をつけると、ミツバチは満たされるのでしょう。養蜂家からみても巣箱の調子がいいのがわかるのです。

なんせここ数年多くの養蜂家にとってみつばちは危機的な状況にあったのですから。磁石を使った試みは、良いタイミングだったといえるし、一人以上の養蜂家を救うことになるでしょう。

 

みつばちの衰退はどのように説明できるのか?

 

記事によると”原因は多岐にわたる”と書いてあるが、それでは十分とはいえません。

わたしは多岐にわたる原因もケースバイケースで異なると思っています。90年代から電磁波が急激に増え、一滴の水だったものが今や花瓶をいっぱいにし、あふれてしまいました。そこへさらにみつばちの巣をむしばむものが加わり、その中にみつばちは暮らしています。

 

主な原因はおそらく農薬の使用にあります。みつばちは直接農薬に殺されなくとも、ひどく衰弱します。そのため、ほかの原因となるものにもデリケートになり、死をもたらされるのです。みつばちを混乱させるものにあらゆる種類の電磁波があるのですが、これは意見が別れるところです。

 

みつばちは打撃を受けています。農薬では死ななくとも、電磁波によって被害を被るのです。

 

地磁場と磁石とみつばち

 

非常に小さな生物磁気がみつばちの頭にはあり、この磁気は磁気に対して敏感な物質です。みつばちは、あらゆる電磁波に対して敏感です。

 

巣箱の両サイドに磁石を置くことで、巣枠10個入りのDadant式巣箱の中心に10ガウスの定常磁界を作ります。この値は、巣箱の内壁に近づけば大きくなり、60x20x15mmの磁石で3800ガウスになります。

 

この値は約0.5ガウスの地磁場より大幅に大きい。科学者によると、我々をとりまく自然の磁場は2.5~5.5ガウスと言われています。

 

巣箱に設置した磁石は、数ミリガウスしかないようなあらゆる種類の電磁波が伝わるのをふせいでくれます。みつばちを混乱させるような外部の電磁波から守ってくれるのです。

 

みつばちが穏やかにいられるよう、盾となり、通常は邪魔されずに働くことができます。

 

農薬の害から逃れることはできませんが、磁石がみつばちを強くし、より耐性をもつことができれば、一部の有害な電波から守られます。あらゆる打撃に対して強くなり、耐性を持つのです。

 

地磁場は、すべての人類、動物、そして植物にも大きな影響を及ぼしています。エスキモーの人たちは、地理的に北極に近い極地に住んでいるため、非常に強い地磁場にさらされているそうです。そのためより強いエネルギーを受け取り、年間通して厳しい生活環境に耐えられるようになっているのだと思います。

 

磁気治療は、磁石がどのようにエネルギーを与えてくれるのか説明してくれます。多くのスポーツ選手が磁気治療を採用しています。また日本では線維筋痛が、”磁気欠乏症候群”とも呼ばれています。疾患者に磁場を与えると健康を取り戻します。わたしたちはストレスのかかる西洋式の生活により自然の磁場に触れることがなくなっています。このことが私たちの健康不安や現代病を引き起こしているともいえるのです。

 

磁石は水および水を含むすべてのものに多大な影響を与えます。

磁化水は、すべての生命体にとって吸収しやすい水です。

 

温泉水は、源泉から直接のむと非常に体にいいのですが、その効果はひとたび瓶にいれると失われてしまいます。

 

同じ水でも磁化したものとそうでないものとでは大きは違いがあります。同じ違いが山の湧き水と水道水にもみられます。磁化した水はより軽く飲めるようです。より丸いとかよりしみこんでくると言う人もいます。物理的に測ると、表面張力は変わり、水はより浸透しやすくなり、より流動性があることがわかります。これはすべての液体に働きます。ただこの性質は一時的なものでしかありません。瓶に入れて数日保管しただけで、この水の性質は薄まって消えてしまいます。

食品のほとんどは水を含んでいるので、食品も磁気の影響を受けます。

磁化した水と磁化した食品を摂取することでもたらされるあらゆることを想像してみてください。

これはミツバチにも言えることです。巣箱に保管した食料、はちみつ、花粉、蜂パンにも無視できない量の水分が含まれています。

 

みつばちが飲む水が、もし磁化していたらミツバチにも明らかにいい効果をもたらします。巣箱全体が磁化され、水分という水分、幼虫の食べ物、そしてみつばちに至るまでが磁化され、巣箱に良い効果をもたらすのです。

 

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磁気セラピーについて、自分で調べたり、学んだ内容をまとめていましたが、お見せできる状態になりましたので、お知らせします。

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