みつばちのダニ対策 blog

西洋みつばちを飼う方が悩まれるダニ対策情報をアップしてます

夏のダニ対策  一養蜂家の例

イタリアの南部(日中の気温は東京と変わらない場所)でオーガニック養蜂をされている30年のキャリアの養蜂家に、夏のダニ対策について聞きました。

以下訳です。

 

一番巣に負担のないメソッドですが、8月の上旬にティモールとメンソールの抽出液を使って、9月の上旬に3回のシュウ酸処理(8日に一回)を行います。ティモールとメンソールの抽出液はイタリアでは細長い帯のようなものにしみこませたものが販売されています。シュウ酸は、粉末状で販売されているので、水に溶かして使います。
ティモールとメンソールの抽出物を使っている間は、注意深くダニの落下数を数えておく必要があります。もしダニの数が、500を超えた場合には、すぐにシュウ酸をつかわなければなりません。
小規模養蜂家の間で使われている方法の一つに、 女王の隔離があります。
女王は何人かの働き蜂とともに王籠に隔離します。何日かたち、卵が孵ったら、ティモールとメンソールを使った対策をしてください。ただし、スーパーがある場合(採蜜圏がある場合)には、どんなダニ処理も行ってはなりません。
それから、春の繁殖がたいへん重要でそれぞれの巣箱でみつばちの新しいコロニーを少なくとも1つは作ることです。新しいコロニーは何度もダニ対策を施し、古いコロニーをおきかえます。
残念ながら、本当に効果的な方法は編み出しておらず、養蜂家の経験によるところが大きいと思います。
 
以上、養蜂家さんには、無償でご協力いただきました。
(多忙の折に、イタリア語をなんとか英語に訳して送ってもらったので、わかりずらさがあるのはご容赦ください)
 
 
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